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英語力を最も大きく左右するのは語い力ですが、みなさんはどのような方法で英単語や英語の表現を覚えてきたでしょうか。 「imagine = 想像する」 のように 「英単語 = 和訳」 という覚え方が最も単純で最も多くの人が行ってきた方法でしょう。これは 「明日、単語のテストがあるから、できるだけ短時間に暗記しなければならない」 というような状況では確かに一定の効果があります。しかし、中・長期的には決して理にかなった方法ではありません。 「imagine = 想像する」 の 「英和式」 暗記には2つの欠点があります。一つは、数が増えるとだんだん覚えられなくなることです。記憶は関連づけにより容易になりますが、 「imagine」 という単語と「想像する」という和訳の間には特別な関連がないため、覚える単語の数が増えるとだんだん混乱が起こるのです。電話番号や年号をたくさん覚えるのが難しいのと同じです。もう一つの欠点は、英単語の意味を和訳で覚えていると、単語の使い方を間違うことがあるという点です。例えば、「腰が痛い」 は通常 I have a pain in my waist. ではなく I have a pain in my back. です。これは 「waist = 腰」 と覚えたことによる間違いです。 本書が提案する方法は、「imagine =form(作る)a picture(画像を)of something(何かの)in your mind(人の頭の中に)」のように、 「英単語=英語の説明」 で理解する方法です。加えて、 Imagine that you are swimming in the ocean. のようなイメージしやすい例文で記憶の関連づけと使い方の確認を行うものです。 この 「英英(和)式」 単語学習法にはたくさんの長所があります。まず第一に、英語の説明と例文の組み合わせで記憶に定着しやすいという点が挙げられます。第二に、英和式の覚え方より単語が正確に身につきます。先程の例で言えば、 「waist = the narrow part(狭い部分) in the middle(中央の) of the human body(人体の)」 と覚えていれば waist は 「腰のくびれた部分」 だとわかり、間違いに気づいたはずです。そして、第三に、英単語の意味を英語の説明で学ぶことにより、その英単語だけでなく英語の説明に含まれる英単語も同時に身に付くという点です。 これだけでも十分だと思いますが、もう一つ重要な点があります。本書では700の重要単語を英語の説明で学びますが、 700もの英単語の説明を読めば、英英辞典の単語と説明の仕方には十分慣れることができ、英英辞典が引けるようになるということです。TOEICテストのように「英英式」で大量の英文を素早く理解する能力が要求されるテストでは時間が不足して良い成績を得られない受験者が大勢います。このような受験者はたいてい日頃から「英和辞典」を使って勉強をしています。英和辞典を引く学習者と英英辞典を引く学習者では英語に接する量に圧倒的な差があります。そしてその差の蓄積が情報の処理能力の差となって試験の結果に現れるのです。 もちろん、本書の学習内容を身につければ語い力不足が全て解決するわけではありません。しかし、本書で身につけた能力と学習の方法は、あなたの英語力を大きく変えるターニングポイントになる可能性が十分にあります。是非、信じて取り組んでみてください。 |
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