著者の英語学習 コラム    
 english x english 著者の英語学習に関する所見です。

コラムのタイトル
 英英辞典適齢期
 英英辞典の音読筆写
 ロングマンとコウビルド
 英単語記憶増強法
 映画の効用
 スラッシュ訳の効用
 贅沢な英語学習
 ネイティブスピーカーの功罪
 「発信型英語」 の落とし穴
 忘却と付き合う方法

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英英辞典適齢期

 英英実力判定テストのスコアを拝見して興味深いのは、TOEICスコアや英検の取得級と英英実力判定テストの結果には相関関係があるものの、必ずしも一致しているわけではないということです。TOEICスコアがそれほど高くなくても英英実力判定テストの点数が高い例がありましたし、その逆もありました。

 英英実力判定テストは非常にシンプルに作られたテストで、英英辞典の定義を聞いて英単語をタイプしていく方式になっています。したがってテクニックが入る余地はなく、英語の定義から単語を思い起こせるかどうかが問われるものになっています。

 英英辞典を使わずにTOEIC900点あるいは英検1級レベルに到達する英語学習者がいるのはまぎれもない事実です。ただそういったやり方ですとどうしても効率が悪くなります。

 たとえば以下の英検1級レベルの英単語を

 skirmish =小競り合い
 complacency =自己満足
 retribution =報い、天罰

 と覚えていくよりは、

skirmish = a fight between small groups of soldiers, ships etc, especially one that happens away from the main part of a battle - used in news reports

complacency = a feeling of satisfaction with a situation or with what you have achieved, so that you stop trying to improve or change things - used to show disapproval

retribution = severe punishment for something very serious

 (ロングマンオンラインの定義より)

と理解していく方が語感をしっかり掴める上、英語との接触量がはるかに大きくなるためより効率的に英語を習得できるのは明白でしょう。

 英語学習のどの段階で英英辞典を使えるようになるかということはいろいろな場で議論されており、英検準1級、TOEIC800点前後というのがおおむねの目安といってよいと思います。いわばこれが英英辞典を使い始める適齢期です。

 しかし英英辞典を読み始める適齢期はもっと早い段階で十分で、英検準2級、TOEIC400点前後で読める定義文はいくらでもあります。たとえばロングマンオンラインでdictionaryはa book that gives a list of words in alphabetical order and explains their meanings in the same language, or another languageと定義されています。order(順番),explain(説明する)といった単語がもしわからなければそのつど覚えていけば自然に単語力を伸ばせますし、英英辞典でexplain=to tell someone about something in a way that is clear or easy to understand(ロングマンオンライン)という定義を読んで素早く理解する訓練を重ねれば、英英辞典を使える段階に早く到達できます。

 「引けば引くほどわからない単語が出てきていやになる」アリ地獄現象と「引けば引くほど単語がわかって英語が楽しくなる」芋づる現象の分岐点になるのは、英英辞典入門期に知らない単語の意味を調べるか、それとも知っている単語の定義を読むかの違いです。知っている単語の定義を英英辞典で読むのはけっして難しいことではなく、自然に英語力を伸ばせます。やさしい単語の英英による定義を集めたenglish x englishが英英辞典移行の一助になれば大変幸いです。english x englishを徹底習得すれば英英実力判定テストのスコアを大幅に上げられるだけでなく、応用のきく英語思考力を身につけることができます。


スラッシュ訳の効用

 2008年2月10日のNHKの番組で、脳卒中の後のリハビリにおけるCI療法というものが紹介されていました。左手が麻痺した場合、自由に動く右手を使えないようにして強制的に左手を使わせるのがCI療法で、従来考えられなかったような機能回復につながっています。

 これは効率的な外国語習得とかなり共通性があります。母語で何の不自由もなく用が足せるにもかかわらずあえて新しい言語に挑戦するのは、人間にとって非常に不自然な作業です。日本語を母語とする人が全く異質の発想をもつ英語を学ぶ際のハードルはさらに高くなり、母語思考をいかに抑制するかが効率的な外国語習得の要諦になります。

 とはいえ、はじめから一切母語を排して外国語を習得しようとすればネイティブなみの手間と時間をかけなければなくなります。母語も使い方次第で外国語習得の助けになります。そのひとつがスラッシュ訳で、以下はenglish x englishに掲載されている例文のスラッシュ訳です。

 ※ 地下室はよい場所だ ・ 保存するための ・ ワインを。

 ※ 公立の学校は取るべきだ ・ より寛容な姿勢を・自校の生徒に対して。

 ※ 彼は付け加えた ・ 古代の彫刻を ・ 彼の芸術のコレクションに。


 もしこういったスラッシュ訳が不自然で理解しにくいようであれば慣れるまで読み込んでみると、日本語を通して英語の発想を学ぶことができます。ALLINONEやenglish x englishのみならず、最近はスラッシュ訳のついた英語学習書がたくさん出ています。

 もちろんスラッシュ訳は日本語としては落第で、実際に使うことをおすすめできるようなものではありません。しかしスラッシュ訳のままで理解できるようになると、英語を英語のまま理解する段階に一歩近づきます。「自然な日本語に訳してはじめて理解できる」わけではけっしてありません。

 ただ大学入試の英文和訳問題でスラッシュ訳は避けたほうが無難です。自然な日本語にさせないことには気が済まない化石英語の信奉者が出題者や採点者にいそうな場合は、それに合わせるしかないでしょう。しかし外国語習得という観点からすれば、直訳が満足にできない受験生に意訳を求めるような大学入試問題は有害無益です。センター試験は良問が増えたとはいえ、その他の大学入試英語にはまだまだ改善の余地があります。せめて、スラッシュ訳を要求するような入試問題が登場することを望まずにいられません。


「発信型英語」の落とし穴

 「読む・聞く・書く・話す四技能のバランスのとれた養成」といった話を耳にすることは少なくありません。ただこれはかなり問題の多い英語指導法で、「読む・聞く」というインプットが不十分な段階で「書く・話す」といったアウトプットを本格的に始めてしまうと、悪い意味で独創的な英文を量産することになってしまいます。

 これに対してインプットが十分であれば「発信型英語」の習得はスムーズにいきます。母語であれ外国語であれ人間が発信する言葉の圧倒的多数は既出表現です。したがって、頻出パターンを覚えて真似して使えば実用的には全く問題ありません。さらに大量インプットを通して語感が身につきますから、書くのであれ話すのであれ自分の作る英文を修正することができます。

 優れた英語の使い手は満々と水を湛えた水力発電ダムに似ています。しっかりした基礎構造と大量インプットが安定したアウトプットには欠かせません。大多数の英語学習者は、文法という基礎構造の弱さとインプット不足で伸び悩んでいることが多いです。

 インプットに当たって難しいものを選ぶ必要はありません。日本語を介在させないで理解できるやさしい英文で十分です。英英辞典も非常に優れた英語インプット教材ですが十分に活用されているとは言い難いのが現状です。englishxenglishにはやさしい英語による重要単語の定義、英英辞典によく登場する言い回しを集めてみました。読者からは「前はLongman英英の定義をちょっと見ただけで怯んでましたが、これを3ヶ月聞き続けてからは英英辞典に対する抵抗がなくなりました。」という声を頂いています。


英単語記憶増強法

 仙台トーストマスターズという英語スピーチサークルで英語スピーチに熱中していたころ面白い経験をしました。スピーチ原稿を暗記する際に論理の流れが明解でないと何度も何度も読んで頭に刷り込むしかなくなりますが、論理的な原稿ならばそれほど繰り返して読まなくとも暗記できます。すべてのスピーチ原稿を暗記したわけではないとはいえ、「論理的なものほど暗記しやすい」 という貴重な教訓を得ることができました。

 似たようなことは英単語を学ぶ際にも言えます。一番効率が悪いのはharsh (厳しい)、rational (合理的な) といった具合に英単語の意味をいちいち日本語で覚えていくことです。このやり方には論理的関連性がありませんので「覚えにくく忘れやすい」です。

 しかしコウビルド英英辞典を使えば、

Harsh actions or speech are unkind and show no understanding or sympathy.
Rational decisions and thoughts are based on reason rather than on emotion.

 といった具合に短いながらもストーリー性のある説明で英単語の意味を理解できます。こうして学んでいけば「覚えやすく忘れにくい」わけです。

 ただ、いきなり英英辞典を使い始めても定義文の中にわからない単語ばかりで挫折してしまうケースは少なくありません。english x englishの制作意図のひとつには、そういった状況を避けることがあります。

見出し語は700語ながら英英辞典の説明パターンが網羅されているため、いったんマスターすれば英英辞典を読むのに苦労することはほとんどなくなります。

english x englishで形容詞 logical は、reasonable and sensible in connecting ideas or giving reasons と定義されています。単語力増強に限らず、logical (論理的)な英語学習が最も効率のいい英語学習法です。


背景知識の必要性

 今年物故した小田実氏には、作家、市民運動家に加えて英語教育者という一面もありました。「小田実の受験教育」という本の中には「同時通訳の神様」と呼ばれた國広正雄氏との長大な対談が収録されていて、「校長さんとか、教頭とか、地方の教育委員会の人たちに会うと、ほとんど異口同音に『世の中に英語の先生ぐらい英語のことにしか興味を示さない人たちはいない』 と言うわけです。」 という國広正雄氏の言葉が出てきます。

 もちろんすべてがそうではないにせよ、「英語のことにしか興味を示さない」ようなことだと英語も伸び悩むことが多いです。人間社会の営みを対象に言語が使われている以上、背景知識があるのとないのでは理解の度合いに雲泥の差がついてしまいます。一例を挙げますと最近のNEWSWEEKには、Houses of the Hidden という北朝鮮におけるキリスト教弾圧を伝える記事がありました。

 It's worth noting, however, that Pyongyang's leaders themselves have clearly learned a lot from Christianity.
 (北朝鮮の指導者達は明らかにキリスト教から多くのことを学び取っているという事実は言及に値する)

という指摘の後に、10 commandments それから self-criticism sessions という言葉が出てくる文が続きます。前者が「十戒」、後者が「自己批判」であり、そのイメージがつかめていれば記事の理解度は深まります。

 「小田実の受験教育」には、「私はそんなに英語は読めないけれど、いろんなことを知ってるわけです。だから英語の達人より読める場合がたまたまある。それは総合的知識で読んでいるのじゃないかと思うのです。」 という小田氏の言葉がありました。英語が使えるようになるためのひとつの有効な方法論だと思います。


贅沢な英語学習

 各種英語試験には特徴があります。たとえばTOEICでは実用文が出題され、実用英検では時事的な英文が出題されます。実用文が嫌いな英語学習者がTOEICを受け続けても成果はあまり期待できませんし、時事英語が嫌いな英語学習者が実用英検を受け続けてもあまり成果は期待できません。逆に、好きなスタイルの英文が出題される試験ならば頑張っただけの成果が期待できます。これは、美味しいと思って食べれば栄養吸収もよくなるという話と似ています。

 私は時事英語、とりわけタイムエッセイのような論説記事を読むのが大好きで、TOEICに出るような実用文にはあまり興味が持てません。しかし実用英検1級に合格した直後に何の準備もなしに受けたTOEICは895点でした。自慢になるようなスコアではありませんが、TOEIC向けの勉強をしなくてもそれなりの点がとれる一例です。食べものの好き嫌いは健康に悪影響を与えるとはいえ、英語教材を好き嫌いしても特に弊害はありません。好きな英語をたくさんインプットすることで、苦手な英語もそこそこに理解できるようになります。


忘却とつきあう方法

 「『英英辞典から六択問題を一年に300問作って練習を重ねれば、1800語に加えて英英辞典の定義文と例文を速読速解できる英語力を養成できる』 と言われても、自分で作った問題では練習にならないのではないか?」 という疑問が生じるかもしれません。ご心配はいりません。人間は忘れる生き物です。たとえ自分が作った問題でも答を忘れてしまうおかげで、単語の復習をしながら英語の思考力を養成できます。

 忘却をおそれる必要はまったくありません。というよりも、「覚えて忘れて覚えて忘れて覚えて・・・」 という繰り返しがなければ覚えられないのが単語です。これは日本語でも同じで、何度も何度も用例に触れてようやく使えるようになるわけです。

 忘れるからこそ思い出そうと努力し、考えることができ、たまには奇抜なことを思いつくこともあります。こう考えてみますと、忘却というのは満更捨てたものでもないと思います。


ネイティブスピーカーの功罪

 英語学習において発音がすべてならば、断然ネイティブスピーカーに習うのが有利でしょう。ただ、ネイティブスピーカーに習えば英語の習得が速くなるかというと必ずしもそうではありません。

 以前、「多数のネイティブ講師」を売り物にする学校に在籍する生徒に英語を教えたことがあります。発音やリスニングは申し分なく、読解もまあまあです。しかし英文法になるとチンプンカンプンで「品詞ってなんですか?」とあっけらかんと質問されたのには心底驚きました。わけを聞いてみると、英文法の授業も全然日本語を知らないネイティブ講師が担当しているためさっぱり理解できないということでした。できのいい高校生レベルの英語力でネイティブ講師の文法講義を理解するのはかなり困難です。

 日本人が英語を効率よく習得するためには、ある程度の日本語による説明が欠かせません。初中級段階では特にそうです。「ネイティブに囲まれてネイティブの子どものように英語を学ぶ」というもっともらしい方法論は効率の悪いことはなはだしく、よほど金と時間に余裕があるのでもない限り実践不可能です。

 それからネイティブ講師の質にはかなりバラツキがありますので要注意です。ネイティブ講師の質をチェックするひとつの確実な方法は賃金を調べることで、低賃金で使われているネイティブ講師であればそれ以外の仕事にはありつけない「人材」である可能性大です。

ネイティブと自由自在に意思疎通することが日本人英語学習者の最終目標とはいえ、過度のネイティブ信仰に陥ってしまうと英語の上達は遅れます。ひとりのネイティブ講師を複数の日本人が囲んで社交的な英会話を楽しむよりも、英語の達人レベルのネイティブスピーカーが作成した英英辞典の定義を音読筆写するような地道な英語学習の方が、着実に英語の発想を習得できます。英語で意思疎通するにあたって、英語の発音にまさるとも劣らず大切なのが英語の発想です。


ロングマンとコウビルド

 ロングマン英英辞典は2000語の基本語彙で英単語の意味を説明することを売り物にしています。他のノンネイティブ向け英英辞典も、2000〜3000語の基本語彙で説明しているものが多いようです。ノンネイティブ向け英英辞典といえども日本人英語学習者向けの手心はいっさい加えられず、ネイティブの発想で単語の意味が説明されるのが英英辞典の最大の長所です。英英辞典に日常的に親しむことでネイティブの発想を自然に身につけることができます。

 ただ、英英辞典を使いこなすためには最低でも定義語を習得する必要があります。
ロングマンの2000語はネット上で無料公開されていますのでぜひご参照ください。英英辞典の定義語はネイティブが常用する単語である以上、しっかり習得すれば入試や各種検定試験対策にもきわめて有効です。ちなみに、ロングマンの定義語から適当なものを選んでコウビルド英英辞典のCDromで検索してみると以下のようになります。

Your ability to do something is the fact that you can do it.

A bomb is a device which explodes and damages or destroys a large area.

A crime is an illegal action or activity for which a person can be punished by law.

A drawer is part of a desk, chest, or other piece of furniture that is shaped like a box and is designed for putting things in. You pull it towards you to open it.

If something is expensive, it costs a lot of money.

A farmer is a person who owns or manages a farm.

Grammar is the ways that words can be put together in order to make sentences.



 いずれもわかりやすい簡潔な英文です。日本語で、ability=能力、bomb=爆弾、crime=犯罪、drawer=引き出し、expensive=高価な、farmer=農民、grammar=文法と覚えていくのとでは英語との接触量が違いますから、定義語を学ぶ際にもできれば英英辞典を使うと効率的です。ロングマンのような「A=B」式の一般的な英英辞典に加えて、「ネイティブが目の前で説明してくれるようなスタイル」と評されるコウビルドを併用すると一層有効です。


英英辞典の音読筆写

 「英英辞典を読むのは面白い」という英語学習者は少なくありません。実を言いますと私もそのひとりで、覚えようとしたわけではないのに覚えてしまった定義がいくつかあります。

 enjoy = to get pleasure from something

 prepare = to make something ready for use

 handle = to take action to deal with a dificult situation

 以上すべてマクミラン英英辞典の定義で、handleの定義のように、take action とdeal withというふたつの重要イディオムを含んだものもあります。このほかにも、数式のようにコンパクトで的確な定義が英英辞典にはたくさんあり、「博士の愛した数式」という小説を読んだ際には、登場人物の気持が少しわかったような気になりました。
 前回、「好きなものを読むこと」の効果を御紹介しました。英英辞典が「好きなもの」になれば英語の上達は加速されます。

 けっして無理に好きになる必要はありませんが、英英辞典を「食わず嫌い」するのはあまりにももったいない話です。慣れ次第でたいていの人が読めるようになるのが英英辞典です。

 おすすめしたいのが英英辞典の「音読筆写」です。英検1級に合格する直前の三ヶ月、私は一日20〜30の単語をロングマン英英辞典で引いて、音読しながらノートに書き写しました。定義語はすべて基本的なものばかりで英検一級語彙問題に出題されるようなものは皆無です。しかし、2〜3千語の定義の音読筆写を終えた頃にはロングマン英英辞典の定義文が速く正確に読めるようになっていました。この英語感覚は長文読解で大いに役に立ちます。

 複雑な英文もつまるところは単純な節や句の組み合わせでできているわけで、英英辞典の定義文のような短い英文を瞬時に正しく理解できる英語頭があれば、長文読解が楽にならないわけがありません。逆に言えば、英英辞典が読めないようでは複雑な長文はいつまでたっても楽に読めないということになります。


映画の効用

 NHKのラジオ英語講座では「感情を込めて読んでください」とよく言われます。ただどうもこの「感情を込めて読む」のが私は苦手です。英語教材としてはよくまとまっていても内容的に薄っぺらで、なかなか感情を込められません。NHKのラジオ英語講座に限らず内容が面白くない英語教材はたくさんあります。

 これに対して映画は名セリフの宝庫です。
たとえば「第三の男」でハリー・ライムに扮したオーソン・ウェルズの、
「イタリアでは、ボルジア家の下で陰謀やテロが横行した。だが、ミケランジェロ、ダヴィンチ、ルネサンスを生んだ。スイスは愛の国だが、500年の民主主義と平和は何を生んだ?鳩時計さ」
というセリフが後世に語り継がれるのは間違いないでしょう。「風と共に去りぬ」の主役スカーレット・オハラの独白にも印象に残るものがたくさんあります。最近の映画ですと、「バック・トゥー・ザ・フューチャー」や「スピード」には、聞き取りやすく実用性の高い会話がたくさん含まれています。

 映画を英語学習に活用するにあたって特におすすめしたいのが、英語字幕の出るソフトです。そもそもは米国の難聴者向けに開発されたものですが、日本人英語学習者にとって非常に役に立つ教材です。リスニング能力の向上を目的に英語字幕の出るソフトを私が使用したところ、リーディングにも効果がありました。数秒で消えてしまう字幕を読む訓練を重ねることで、英語を速読できるようになるからです。英語字幕の出るDVD等のある公共図書館を利用すれば、無料で「一日英語漬け」が可能です。


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